【2019/3/7】魚座の新月。卒業の時間。1つの時代が終わる時。
新月のジャストタイム直後の1:46頃、月は魚座に滞在中の海王星と重なり、10:00頃、太陽と海王星が重なります。
水星の逆行開始と天王星牡牛座時代へ
水星の逆行~2018年度の振り返りと2011年からの8年間の最終チェックの時間
水星の逆行開始で、年明けすぐの1月7日から2ヶ月間続いてきた主要10天体順行の状態が終わりました。水星が順行に戻るのは3月28日で、再び10天体順行状態に一旦は戻ります。
来月11日には木星が逆行開始し、25日は冥王星、30日は土星と次々と火星以遠の天体が逆行を開始していきます。
全10天体順行の状態はなかなかなくて、丸2か月間続いたというのは珍しいです。
出生図(ネイタル)においても、大多数の方がいくつかの天体は逆行しているのが普通です。逆行天体がない方、少ない方は、物事の捉え方や行動の仕方が素直だと言われています。
日々のホロスコープで逆行天体がない、もしくは少ないと、物事が順調にスムーズに流れていくと解釈できます。
今回の水星逆行は魚座の最終度数の手前で起きていますので、次の牡羊座から始まる水星の12星座サイクルに漕ぎ出す前の最終確認に戻っているというイメージです。
また、水星は天王星の影響の実行部隊のような役割も担っていることが多いので、天王星の牡牛座イングレスのホントのホントの最終チェックをしに行っているようでもあります。
一般的に、水星が逆行する時には、交通機関が乱れたり、情報伝達が滞ったりといったことが起こりがちと言われています。最近は占星術にそれほど興味のない方でも水星の逆行を気にされる方が多いような気がしますね。なにかトラブったら「水星の逆行のせい」ってすまそうとしたり(笑)
悪者にされがちな水星逆行時ですが、いい面ももちろんあります。これまでのことを見直すのにもいい時ですし、ペンディングになっていたことが見直されることになったり、昔のご縁が再び繋がったりということも割と普通に起こります。
春分前、年度末の直前、そして、天王星牡牛座入りのこのタイミングでの水星逆行ですから、何かとても大切な忘れ物を取って来ることが出来るかもしれません。
天王星牡牛座時代の始まり
天王星は84年という時間をかけて12星座をぐるりと一周します。
牡牛座の前の星座、牡羊座に天王星が入ったのは、2011年3月12日。
東日本大震災が起きた日の次の日です。
この日を境に様々なことが大きく動いていったことは皆様周知のことかと思います。
天王星は目覚めの天体であり、変化・革新を意味します。
社会のルールや制限・垣根を超越し、そしてそれらを普遍化していく力のある天体です。
2011年から天王星は牡羊座という新たなサイクル、ステージに上がって時代を切り開いていると言えるでしょう。
昨年の5月16日から11月7日の間、天王星は牡牛座に移動していました。逆行によって牡羊座に戻り、魚座の新月の前日、2019年3月6日17:26頃、再度牡牛座に移動します。今後は2025年7月7日まで牡牛座に滞在します。
これまでの天王星牡羊座時代にやってきたことを、これからの天王星牡牛座時代に定着させていきます。始めたことをより充実・発展させていくために足場を固めていくという作業を繰り返すことになるのでしょう。
魚座新月~イマジネーションを広げ、リアルに伝播する
魚座新月 2019/3/7 1:04のチャート
引用元:さくっとホロスコープ
魚座の新月~集合意識に深く同化していく時~そこから得るインスピレーションを現実化する
魚座は12星座最後の星座で全ての星座を統合していきます。
ある意味、卒業の季節に相応しい星座です。学び舎や社会集団に個として存在していたものが卒業をいうプロセスを経て、その学び舎の卒業生として同窓生の一員となり、溶け込んでいきます。そして、それまでに歩んできた道のりや得てきたことを1つの形として昇華し、再び新しい一歩を踏み出すのです。
人生では、こんな魚座の季節、卒業のシーズンを何度も迎えます。
そのたびに、新たなステージ、新たなサイクルへと進んできました。
今回の魚座の新月は、前日に天王星が牡牛座に移ったという大きな節目と共にやってきますので、より一層、切り替わりのエネルギーが強まっています。
2週間後には、春分の日を迎え、太陽も新たなサイクルへと踏み出します。天秤座の満月とも重なりますので、より一層、切り替わりのエネルギーが高まるでしょう。
太陽と月は新月を迎えた後に、月、そして、太陽が海王星と重なります。
海王星は魚座のルーラー(支配星)です。ルーラーは支配する星座に滞在する時パワーが増大しますので、海王星は現在フルパワー状態だということになります。
海王星はイマジネーションの天体で、見えないものや夢見の力を司ります。現在スピリチュアルなものが流行しているのも海王星の影響がかなりの比重を占めていると言えるでしょう。
年明け頃から取捨選択を強いられ、本当に必要なものとそうでないものを切り分けたり、自身のキャパシティーを否応なしに広げていくというシチュエーションに陥っていた方が多いかと思います。
それもこれも、この魚座の新月の夢見の力を最大限に得るための準備期間だったのかもしれません。
太陽・月・海王星のコンジャンクション(合)は、山羊座の土星と牡牛座の火星から調和の角度が投げかけられ、夢を実現していくエネルギーを得ています。
太陽と月は魚座の数え度数16度、サビアンシンボルは「ひらめきの流れ」
豊富なアイデアを社会的な流行とかムーブメントにしてしまう企画力のある度数です。
海王星は魚座の数え度数17度、サビアンシンボルは「復活祭の歩道」
多くの人を楽しい気分にさせる特技を持ち、自由な生命力を開放する度数です。
集合意識への同化の過程から得たイマジネーション力をリアルへとシフトさせる、そんな雰囲気です。
そこに、社会のルールや規範を司る土星が上手く現実社会との融和を調整し、類まれな推進力をもつ火星がリアル化現実化へと力強くサポートしている、そんな配置が見て取れます。
下地はこれまでの過程で充分出来上がっている筈です。
夢を現実化する、この魚座新月の時間を大切に使っていきましょう。
新月の過ごし方
新月の頃は、月が太陽と重なってあまりにも強い恒星パワーに圧倒されて呆然自失となっている状態です。新月の時に体調を崩す方や心のバランスが取れなくなる方がいらっしゃるのは、月=素の自分を見失っている状態になっているからです。
新月の時は体調の如何に関わらず、いつもより落とし目のペースでゆっくりとリラックスするのをお勧めします。
恒星パワーに圧倒されてるのと同時にパワーチャージをしていることになりますから、リラックスしていることがよりたくさんのチャージをすることに繋がるのです。
新月の願い事は、ジャストタイムの後にするのが鉄則です。
今回は7日1:04頃ですから、朝になってからにしましょう。
8日の4:06から5:26はボイドタイムですので、7日のうちに願ってしまうか、もしくは、8日の朝以降にしましょう。
月に親しむ
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参考データ
3区分
- 火の星座:木星
- 風の星座:金星
- 水の星座:太陽・月・水星・海王星
- 地の星座:火星・土星・天王星・冥王星
4区分
- 活動宮:土星・冥王星
- 不動宮:金星・火星・天王星
- 柔軟宮:太陽・月・水星・木星・海王星
サビアンシンボルリスト
サビアンシンボルは数え度数(実際の天体のある度数より1足した数)を使用します。
太陽(☉)&月(☽)
魚座(♓)16度
「ひらめきの流れ」
水星(☿)
魚座(♓)30度
「巨大な石の顔」
金星(♀)
水瓶座(♒)6度
「ミステリー劇の演技者」
火星(♂)
牡牛座(♉)14度
「模索している甲殻類と遊んでいる子供たち」
木星(♃)
射手座(♐)23度
「移民が入国する」
土星(♄)
山羊座(♑)19度
「大きな買い物袋をさげた5歳程度の子供」
天王星(♅)
牡牛座(♉)1度
「清らかな山の小川」
海王星(♆)
魚座(♓)17度
「復活祭の歩道」
冥王星(♇)
山羊座(♑)23度
「戦争での勇敢さを讃える二つの賞」
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