西洋占星術初心者のためのオススメ本5選+α

2019年3月11日

eyecatch04

『星占い』に興味を持ってインターネットでググってみたりすると、割とすぐ「『星占い』って『西洋占星術』だったのね?」と気が付きます。
それじゃあ、と『西洋占星術』をググってみると、気が遠くなるくらいの情報が出てきてどこから手をつけたらいいのかわからーん!ってなるかと思います。
そんな時にぜひ手に取ってほしい西洋占星術の入門書をご紹介します。

マンガで学ぶ面白さ抜群な入門書『しあわせ占星術[改訂版]』

案内人が最初に読んだ西洋占星術の入門書です。
西洋占星術を学んでみようと決めて取り敢えずとKindle本で購入しました。
Kindle本、安いですね! 書籍版の半額・・・。
私が購入したときはこんなに価格差はなかったと思います。
著者のまついなつきさんは、漫画家でもあり、日本の西洋占星術の大家である松村潔先生の門下生です。
マンガで解説されている部分が大変とっつきやすくて印象に残ります。文章での解説の割合がちょうどバランスが取れていて、西洋占星術の全くの初心者の方には特にオススメです。

先日、「新版」が出版されました。
2030年までの惑星運行表が追加されたようです。

自己啓発本?かと思いきやしっかりとした初学習者向けの西洋占星術入門書『星を使って思い通りのわたしを生きる!』

占いとして占術としての西洋占星術を既に学び始めている方にはちょっと物足りないかもしれません。
引き寄せとか自己啓発とかそういう方向から初めて西洋占星術に触れる方にピッタリでしょう。
著者の海部舞さんは数奇な運命という形容が相応しい経歴の持ち主。著者のこれまでの人生を語りつつ西洋占星術の基本のキの部分を分かりやすく明確に記述されています。
案内人は勉強を始めて1年以上経った後に、読み物として面白く読ませていただきました。
西洋占星術の基礎知識もわかりやすくまとめられているので、初学者にはちょうどいいと思います。
ただ、こちらの本では「土星」までしか解説されていませんのでご注意を。

「土星」以遠の「天王星」「海王星」「冥王星」については続編(と捉えていいと思います)が出版されています。

星の語り部の極上の一冊『12星座』

言わずと知れた石井ゆかりさんの本です。
星占いにさほど関心のない方(なかった方、でしょうか)でも、一度は、彼女のサイト「筋トレ」でご自分の星座の部分を読んだことがある方も多いでしょう。
著者の石井ゆかりさんは「星占い」に関する著書をそれこそ星の数ほど出版されています。彼女の紡ぐ星の文章は詩的でありながら的確で明確、まさに現代の語り部というに相応しい方です。
中でも、西洋占星術の初学習者に読んでいただきたいのは『12星座』です。
1つの星座に1つの物語(フェアリーテイルのような)があり、最初の牡羊座から最後の魚座まで語られていきます。そして、それぞれの星座ごとに西洋占星術的な解説がつくという構成です。
西洋占星術の知識を学ぶというより、12星座の基本概念、流れといったものを腑に落とす、という本です。
12星座は西洋占星術を学ぶ上での基本中のキ。それをスムーズに自分のものにするのに最適な一冊です。

西洋占星術の教科書と言っても過言ではない『完全マスター西洋占星術』

現代日本で西洋占星術の大家と言えば松村潔先生(と呼ばせていただきます)でしょう。
西洋占星術を志した方なら誰しも一度は手にしている本です。今時珍しい箱入りの分厚い本ですので手にしただけで圧倒されてしまうかもしれません(笑)。一般的な入門書に比べるとお値段も張りますし。
それでも、この一冊があれば、さらりとでも通して読めば、西洋占星術の基本を知ることが出来ます。熟読して半分でも覚えれば、基本のキどころか中級レベルの知識は身についているでしょう。
最初はなかなかとっつきにくいかもしれませんが、他のもっと簡単な入門書や、占星術ブログを読んで疑問に思うことを、こちらの本を辞書代わりに使っていくと、いつの間にか読めるようになります。
是非、持っておきたい一冊です。

上の本よりも小さくて価格も抑えめな入門書もあります。
こちらは文字が小さくて開きにくいのがちょっと残念なところ。
軽くて小さいので持ち歩き辞書的にも使えます。

ベストセラーな「最新占星術入門増補改訂版」が更に改訂されています。
2040年までの天文暦とホロスコープ解読についてのQ&Aを増補されているようです。
著者の新たなまえがき(あとがきだったかもしれません)も追加されていたように記憶しています。(立ち読みでちょこっとだけ拝見しました)

『完全マスター西洋占星術』には続編も出ています。
こちらは中級者以上を対象です。
サビアンシンボルについてもかなりのページを割いてありますが、著者の別のサビアンシンボル本のほうが読みやすいです。

記号の書き方も載ってる『基本の「き」目からうろこの西洋占星術入門』

西洋占星術を学ぼうと志して、最初に「なんじゃこりゃー」となるのが、占星術で使われている記号かもしれません。
牡羊座は♈、金星は♀とか、なんだかよくわからない記号で表されても何がなにやらサッパリで(笑)
こちらの本では、占星術で使われている記号の書き順まで教えてくれますヨ。
西洋占星術の基本的な知識も一覧表などでよくまとめられていて見やすいです。
読み物として楽しむのを求めている方には向かないかもしれません。
ある程度西洋占星術の基本を学んだ後に、占星術知識早見表のような感じで利用すると便利な一冊です。
著者のいけだ笑みさんも、松村潔先生の門下生です。特にホラリー占星術では日本でも指折りの占星術家です。

続編もあります。
というより、続編も合わせて一冊、というカタチで完全版になります。

日本でホラリー占星術を学ぶ第一歩はいけだ笑みさんの著作を読むことからでしょう。

さいごに

現代社会においてインターネット上にない情報はほぼないのでは、と思いますが、物事を系統立てて効率よく短時間に学ぶには、まだ、書籍に軍配が上がるのではないでしょうか。
特に、西洋占星術は昔から学んでいる方が多い分野で、関連の書籍も数多く出版されています。
ネット上で掻い摘んで様々な知識をインプットしていくのは楽しいことですが、それはやっぱり甘いデザートをつまみ食いしているのと同じじゃないかな、と思います。
西洋占星術を学ぼうと志すのなら、先ずは、血となり肉となる食事を、きちんと取る方が得策です。
基礎となる体を書籍で作ってからデザートを楽しみましょう。

って、占星術サイトを運営している案内人が言うことではないかもしれませんね(笑)